『KOTODAMA PROJECT』を始めるにあたり
TURTLE MAN’s CLUBを日頃からサポート頂きありがとうございます。終息の目処が立たないコロナ、ワクチン接種、時短営業等、色々大変な時期かと思います。こんなどうしようも無い日々でも自分達で何か出来ることはないかと考え、新たにプロジェクトを始めたいと思います。
名付けて『KOTODAMA PROJECT(コトダマプロジェクト)
日頃から身につけるTシャツ等にレゲエで歌われているポジティブな歌詞や言葉をデザインに落としこみTURTLE MAN’s CLUB MARKETで販売。その売り上げの一部を寄付するといったものです。
寄付先は「自殺」に対して相談を受けたり、心の苦しみに対して寄り添った活動をしている団体にしたいと思います。
何故「自殺」なのか。
個人的な話になりますが僕は21歳から29歳までをジャマイカで過ごしてきました。
行き届いていない教育、貧困から起こる犯罪、治安の悪さから日本がどれだけ恵まれてるかを肌で感じてきました。
夜中のゲットー(貧困地区)で自分の頭に突きつけられた銃口が震えてるのを見て、やりたくもないことをやらないと生きていけない現実を感じました。
本当に自分達は恵まれた国で育ったのだと思いました。
しかし、恵まれている国でありながらジャマイカにはあって日本には無いものもあります。
普通に話しかけてくる知らない人、タイヤがパンクしたら何故か手伝いに来る人(後で500円ぐらい渡すのですが)、EVERYTHING GOOD?っと話しかける謎の確認。
自分の中で普通になっていた感覚が日本には無い事に気付きました。
「日本は恵まれてるんだからワガママを言うな」
「他の国に比べたら治安も良いから幸せと思いなさい」
本当にそうでしょうか?
20代のほぼ全てをジャマイカで生活し、帰国後すぐ日本に馴染めるわけも無く少しおかしくなりました。複数の精神科や心療内科を受診し、それなりの病名をつけてもらい受け取った薬を飲む。
飲んだ後は異常に眠くなって気力を失う。
元々意欲的な性格なだけに気力を失ってる自分にさらに嫌気がさすという悪循環でした。
そんな中でも1番の拠り所は音楽でした。
BGMのように聴くのでは無く、薬を飲むように音と歌詞を聞いてました。その後は時間とともに少しづつ改善され今では少し変な人ぐらいに着地出来てると思います。
今になって思います。
「薬に頼らずにどうにかなってる自分でもこれだけキツいのに重度の鬱病の人や自殺してしまう人の精神的な苦しさは想像を絶する」
そう思いだしてから自分と同じ、自分よりも大変な思いをしている人に何か出来ないか。
出来るならレゲエでどうにかならないか。
ある日本のレゲエアーティストの方がジャマイカの音楽の話をした際に「レゲエはお腹を空いた事すら忘れさせる」と言っていたと聞きました。それを聞いた時に日本でレゲエが広まるべき所は貧困の問題では無く精神的な苦しみだと思っていました。
そこで今回のプロジェクトはレゲエの歌詞、言葉の力に焦点をあわせようと思います。
綺麗事、暗い、偽善的、自殺する自由、黙って音楽で表現しろ、色んな意見があって良いと思います。
自分達が動く事で自殺が減るなど簡単には考えていませんが出来ることから「KOTODAMA PROJECT」でやって行こうと思います。
レゲエの力が届いて欲しい人に届きますように。
PANCHO from TURTLE MAN's CLUB