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寄付先「NPO法人ゲートキーパー支援センター」インタビュー『KOTODAMA PROJECT』

「KOTODAMA PROJECT」の寄付先を探している内に「ゲートキーパー」という言葉を見かけました。
それは「命の門番」という意味とのこと。

今回はそんなゲートキーパーを増やすために講習や研修を行なっている団体、『NPO法人ゲートキーパー支援センター』の理事長、竹内さんにインタビューさせていただきました。

(↑写真:理事長 竹内さん)

PANCHO (以下P):TURTLEMANS CLUBのパンチョです。 宜しくお願いします。

竹内さん(以下T):宜しくお願いします。よくお越しくださいました。普段は同世代の人達と話す事が多いので若い人で緊張します(笑)

一同:(笑)


P :それではまずゲートキーパーとは何か教えていただけますか?

T :はい。「命の門番」と表現する事もありますが簡単にいうと「ほっとかない人」ということです。
悩んでる人に気づき、声をかけ、話を聞いて必要な支援につなげ、見守る人です。
よくゲートキーパーは自殺予防と言われますが、自殺予防直前のゲートキーパーは非常に難しいです。
私が思っているゲートキーパーは、その少し前の苦しくなりかけた頃、学校や職場に行きたくないとかの悩みを抱えた時にちょっとのお節介で話を聞いたり、 つらいってことに気づき声をかけ、本当に危ないと思ったら必要な支援につなげる人という幅広い考え方をしています。

P :必要な支援とは具体的にはどのようなことですか?

T :その人によりますが、例えば心の問題だと話を聞き、必要ならば医療精神科やカウンセラーや無料の男女共同参画センターの窓口、 市町村の福祉の窓口を提案します。
お金に困っていて食べ物を買うことが出来ない場合は生活困窮者の窓口や支援団体、フードバンクを提案したりしています。

P :そうなんですね。自殺だけでは無く幅広く相談を受けるんですね。
『NPO法人ゲートキーパー支援センター』の活動を教えていただけますか?

T :試行錯誤の繰り返しですが、研修や講演を通じてゲートキーパーの役割をたくさんの人に伝えることを中心としています。
主催することもあれば、市町村や学校、企業等から依頼があれば研修を行います。過去に依頼を断ったことはありません。
ゲートキーパーは職業ではないので国民一人一人が素養を持ち、身近な人や大切な人が弱音を吐いて、生きるのにしんどくなっても対応ができるようにゲー トキーパーの役割をもってもらいたいと思っています。

P :優しい人を増やすということですか?

T :そうですね。 ちょっと優しくてお節介な人を増やしたいです。ほっとかない人になってほしいです。

P :ほうほう。では、よくポスターなどで見る電話相談窓口ではなく、ゲートキーパーを増やす活動をしている理由はありますか?

T :元々ゲートキーパー支援をしながら電話相談対応も行なっていました。 深夜でも電話はかかってきますし、受けれないことで傷つけてしまうと考えて、対応を続けていると共感疲労で自分が壊れてしまいそうになり限界を感じたことがあります。
今は自治体の電話相談に関わっています。
私がなぜゲートキーパーになろうと思ったかというと自分自身が対応できるのは1時間に1、2人です。
なのでゲートキーパーが増え、身近な人が困っている時に一人一人がどうすればいいかを知ってもらうほうが波及効果があると思ったからです。

P :身近にそんな優しい人達が増えれば助かる人も増えそうですね。
そもそも竹内さんがゲートキーパー支援活動を始めたきっかけは何ですか?

T :前職はポリテクセンター兵庫(職業訓練校)でキャリアコンサルタントとして働いていました。
2008年に起こったリーマンショックの影響で、就職先が全く見つからず、自殺を考えている方の相談も受けるようになりました。
その方々が、訓練を修了したあと、そのまま繋がりがなくなってしまって大丈夫なのかと不安になり悩みました。
そんな時に高橋祥友先生の < 自殺のサインを読みとる > という本を読んだのがきっかけでゲートキーパーについて勉強するようになりました。

P :当時のリーマンショックと現在のコロナウィルスによるパンデミック。自殺を考える人は増えると思いますか?

T :難しいですね。 一概には言えないですが、職種や職場環境の変化により少なからずミスマッチが起こり悩む方は増えているのかもしれません。
コロナ禍の令和2年は大変な情勢にも関わらず、働く世代の自殺は抑えられていたのですが、この頃相談を受ける人に若い男性が増えてきているように感じています。
私の事務所は兵庫県尼崎市にあるのですが、最近になって閉店していく店が目立ってきています。
経営が厳しくなり、悩み相談にくる方が増えていることからも、やはり影響はあるのではないでしょうか。

あと平成30年のデータでは15−39歳の死因の1位は自殺です。これは先進7カ国で1位となっています。
特に20-29歳の死因の約半分は自殺。
令和2年は小学生中学生の自殺は過去で一番の数字となっています。これらは本当に変えないといけないところです。

関係ないのかもしれませんが、最近感じているのはテレビやドラマ、映画等で自殺するシーンを安易に描写しているのも影響しているかもしれません。

P :確かにそうかもしれませんね。
ゲートキーパー支援の講習で伝えられてる事はどのような事ですか?

T :
心が弱っている人にとってネガティブじゃダメだと伝える事は逆効果になることもあるので否定せず話を聞くトレーニングも行います。
あとは悩みを聞く側になる訳ですから自分自身の心や体の健康も大切にしてもらうことも伝えています。


P :
活動内容の話に戻りますが、年間何人ぐらいに講習、研修を行なっていますか?

T :
現在の講師は15人ほどで、ペアで講習することが多いのですが、メインができるのは5名ほどです。
学校やオンライン等で多くの方向けに講習をすることもあるので正確にカウントしているわけではないですが、最低でも年間1000人ほどに向けて行なっています。

P :
寄付や研修費用だけで運営できますか?チャリティーの使い道は具体的にありますか?

T :
ギリギリなのでこの活動とは別に私自身アルバイトを2つ掛け持ちしています。 チャリティーの使い道は私が高齢で活動が出来なくなった時に継続して続けてくれる人の育成に使いたいです。

(↑写真:左: デザイナーZINGA 中央:竹内さん 右:PANCHO)

P :アルバイトをされながらこの活動を続けているんですね。
音楽(レゲエ)の言葉からデザインされたアパレルを販売し寄付を集することをどう思いますか?

T :
はじめはちょっと理解しにくく良い話過ぎて怖く感じました(笑) あとレゲエという音楽は感じの良いリラックスする音楽という認識でしたが、ポジティブなメッセージが含まれてるとは知りませんでした。
そんな歌詞や言葉からデザインしたTシャツの売り上げを寄付して頂けるなんて大変感謝しています。

P :
最後に、将来どのような社会になってほしいですか?

T :
そうですね。ちょっとしたことに気がついてぱっと身軽にお手伝いするような人が増えるような社会になってほしいと思います。 ちょっとした親切とかちょっとでも人のために時間を使える優しい人が増える 社会になったらいいなと思っています。

P :
本当そうですね!
貴重なお時間ありがとうございました!!

T :
こちらこそありがとうございました。

まとめ

自分達も同日に講習を受けさせて頂きました。
ついネガティブなことを単純に排除して生きてきてたと痛感。
知らず知らずのところで苦しんでいる人も多くいて、特に若者の数字には驚き、学校などでも講習されてる竹内さんを出来るならサポートしたいと思いました。
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http://monban.net/